
SNSとか、展覧会とかで発表しないの?



いや、まだ下手だから。。



よし、それなら発表しよう。



えええ!だからまだ下手だから!
って、勝手に投稿しないでー!
プロだって「まだまだ」と思っている


こんにちは、画家のTAKUYA YONEZAWAです。
「まだ下手だから。。。」
こう思って、作品を発表できずにいることってありませんか?これ、絵を始めたての方や、自分の作品に自信がない方によくあるお悩みだと思います。
自分の作品にまだ自信がないから、もっと上手くなってから発表しよう。と、この考えはもっともなのですが、僕は「すぐに発表しよう!」とアドバイスをしたいです。
理由は、「まだ下手だから。。」は、みんな思っているからです。
きっと、あなたが「うまいなぁ」と思っている人も、自分はまだまだ。。と思っています。そう、悩みは自分のレベルに応じてやってくるのです。(恐ろしい。。)だからこそ、「下手だから」という理由で発信しないのはもったいない!というか、それだと一生発表できません。
別に発表しなくてもいいっちゃいいんです。でも、それだと成長スピードは遅くなる。自分以外の誰かに見てもらう経験は、自分では気づけなかった視点や気づきを与えてくれる、最高のフィードバックになるからです。成長速度を上げたい!と思うなら、何かの形で発表を行うのはとっても有効な手段だと思います。
自分だけで反省するのは難しい


絵が上手くなるには、作品をたくさん描くことはもちろんですが、その時々で反省することがとっても大切になります。今回はここが良かったけど、ここはもう少しだったな、次はこうしよう。などなど反省するわけです。
でも、初心者のうちは、自分の作品を正確に批評することは難しいもの。評価の軸がまだ育っていない状態では、「何が良くて何が悪いのか」を自分だけで判断するのは限界があります。
そこで役立つのが誰かに見てもらうこと。つまり発表することです。
特に手軽なのはSNSで発表することだと思います。SNSでは、投稿した作品に対する反応が数字として返ってきます。それは、ある意味とても正直なフィードバックです。



現代の絵描きさんは、自分のSNSアカウントを持っていることがほとんど!



自分の作品は自分でPRしていくんだね。
SNSはリアルタイムのフィードバック装置


反応が良ければ嬉しいし、モチベーションにもなります。
反応が少なければ「なぜだろう?」と考えるきっかけになります。
もちろん、作品の評価は絵だけでは決まりません。
添えた文章や写真の見せ方、動画の構成など、さまざまな要素の複合です。
それでも「何かが響いたときに数字が動く」――この仕組みは、現代だからこそ活用できる成長のチャンスです。
ここで大切なのは、いいねの数が、自分の平均値を上回ったかどうかです。いいねの数はフォロワーさんの数にある程度比例します。だから、フォロワーさんが100人なら100人なりの、1000人なら1000人なりの平均値というものが存在します。(これは、実際に毎日投稿していると実感できると思います。)
特定の投稿や作品が、いつものいいね数よりも多ければ、多くの方に届いた、琴線に触れた、と言えると思います。何気ない投稿に、すごくたくさんの🖤がついて、こういう切り口もありなんだ!と感じることも多々あります。こういう気づきや学びが、作品の幅を広げるのにとっても役立ってくれます。
僕もフォロワーさんが少ないころは、100「いいね」がつかないことなんて当たり前でした。
それでも「どうやったら、より良い作品を作れるかな?」と考えながら、投稿を続けることで、少しずつ改善してきたから今があります。
作品の良し悪しは、いいねの数だけがすべてではありません。あくまでも分かりやすい指標のひとつだと考えることが大切です。SNSは作品のよさだけじゃなく、伝え方・画像・動画編集の巧みさなど、さまざまな要素が複合した総合力で反応が決まると考えよう。
知らない人からの反応が一番の学び


作品を制作、発表してきて思うのは、家族や、仲間内での感想もありがたいですが、より成長するには、まったく知らない人に作品を見てもらうことが効果的だということ。
自分とは全く違う価値観・評価軸のフィードバックをいただける機会って、本当に貴重です。
その反応こそが、あなたの作品が「今、どこに届いているのか」を教えてくれます。
自分の作品を投稿し、反応をいただくのは、勇気がいることです。
でも、それは確実にあなたの作品をよりよくしてくれるきっかけをくれるはず。
成長を一緒に楽しんでもらおう!
「まだ下手」なのは、みんなが感じていること。
ならそれを受け入れて、上手くなっていく姿をフォロワーさんにみてもらいましょう。「あの人めっちゃ上手くなったね!」って思ってもらえたら、きっと大切なファンになってくれると思います。
制作って楽しいです。
一緒に頑張りましょう!
画家
TAKUYA YONEZAWA