今日は、デッサンをするときの鉛筆の削り方について解説していきます!
この記事を読むと学べること
・デッサン削りのメリット
・鉛筆の削り方
・デッサン向きの鉛筆
<本日のハイライト>
時間がない方は、こちらの画像だけでも参考にしていただけたら嬉しいですー!
デッサン削りってなんだ?
と、いうことで本編スタートです!
鉛筆にはデッサンをするときに適した削り方というものがあります。
この記事では、デッサン削りにはどんな意味があるのかを解説していきます。
皆さん、デッサン用の鉛筆は見たことがありますか?
こんなイメージです。
画家といえば、筆かこの鉛筆を使っているイメージですよね!
デッサン削りのいいところ
このデッサン削りの鉛筆には
という、いいところがあります。
普通の鉛筆削りを使うよりも、芯が長くて、鉛筆の先端の木の部分が長く鋭角になっているのが特徴です。
これでガシガシ描いていきます!
芯が長いメリット
まず、芯が長いので、 長い時間描き続けられます。
通常の鉛筆削りだと5mm程度ですが、デッサン削りだと1㎝以上芯が出ています。
デッサンをするときは、モチーフと画面にぎゅっと集中して描きます。
そんな制作の中で、鉛筆を削る時間は集中が途切れる時間だったりします。
(精神統一という考え方もありますが)
デッサンは鉛筆の消耗がとにかく早いです。
だから削る時間は必ず発生するのですが、時間はできるだけ短い方がいいです。
特に、受験デッサンなど時間に追われている場合は、描く時間をいかに生み出すかが大切になってきます。
軸が鋭角なメリット
鉛筆デッサンでは、髪の毛のように細い線から、1センチくらいの太い線まで、1本の鉛筆でさまざまな表現をします。
中でも、寝かせて描くときにデッサン削りが真価を発揮します。
デッサンでは柔らかい表現や、 書き出しの時のアタリをとるときなどに、鉛筆を寝かせて、ザザザっと描いたりします。
そのときに、 一般的な鉛筆削りで削った鉛筆だと、木の部分が当たってしまいます。
それが、デッサン削りだとかなり改善されます。
特に、イーゼルなどで立てかけて描いた時に真価を発揮します!
逆に、机の上で描く時などは、通常の鉛筆削りの方が力が入りやすい場合もあります。
テンションが上がる
あとは、やっぱり画家っぽい!
だから、「自分、絵を描いてるー!」とテンションが上がります。
テンションが上がると、絵にこもる熱量も増えます。
熱量が高い作品は、技術的なうまさとかは関係なく、グッとくる作品になることが多いと感じます。
何事も形から入るのは大事です!
鉛筆の削り方
せっかくなので鉛筆の削り方も簡単にご紹介します
鉛筆削りのポイントは
を意識すると綺麗に削れます。
刃物を扱うので怪我に注意です!
画像のようなイメージで、刃を動かすのではなく、親指でカッターを押すイメージで削っていくとうまくいきます。
また、カッターを立てすぎると刃が進まなくなるので、なるべく浅く削っていくように意識するとよく削れます。
デッサン向きの鉛筆
じゃぁ早速削、、る前に、せっかくなら鉛筆にもこだわりましょう!
鉛筆にも画材メーカーが製造している「デッサン向きの鉛筆」があります。
特徴は、芯の濃さや硬さが均一で、引っ掛かりが少ないこと。
あとは10H〜10Bまで色幅も多彩に取り揃えられている点です。
オススメの鉛筆は
の2種類です。
ハイユニは芯が柔らかめで、色は結構しっかり黒いです。
HBでも結構濃いめの色が出て、2Bだとかなり暗いトーンが作れます。
ステッドラーはドイツの製図メーカー。
少し芯が硬めで、個人的な感覚ですがHBでもH~2Hくらいの感覚があります。
色は描き込むとほんの少し青っぽい黒になります。
この2本は受験でも多用されている鉛筆です。
どちらを買っても、間違いない。
あとは好みです。
自分はハイユニが好きでずっと使っています✨
すでにお使いの皆さんは、どっち派ですか?
精神統一の側面も
そうそう、 鉛筆削りのカッターとかナイフで削っていくときの、魅力的なポイントを思い出しました!
それは、鉛筆削りが精神統一の意味合いもある、という点です。
削っていると、心が落ち着くんですよね。
無心になれて、いいんですよね、、(語彙力)
なので、 絵を描く前の心を整える手段として、取り入れてみるのも有効かな、と思います🤲
まとめ
ということで、本日は鉛筆「デッサン削り」の有用性についてご説明しました。
改めて、本日のハイライト。
ぜひ、ご活用いただけたら嬉しいです。
それでは、素敵な制作ライフを!
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