アクリル画におすすめな筆の種類と選び方

  • URLをコピーしました!
おえかきすずめ

筆って最初何買えばいい?

あとりえうさぎ

フィルバート
平筆
面相筆

おえかきすずめ

詳しく!

絵を描き始めるとき、必ず買うのが「筆」。ですが、種類がありすぎて何を買えばいいのかわからない!ってことになりがちです。今回は、基本的な 筆の種類を紹介し、 その上で画家のおすすめを紹介していきます。

使いやすい筆は、イメージをより具体的に表現できます。
だから、ぜひお気に入りを見つけて欲しい!
この記事が、相棒選びの手がかりになれば嬉しいです🤲✨

目次

1. 素材はナイロン製がおすすめ

まずは素材。
アクリル絵具に適した筆の素材として、おすすめなのはナイロン製の筆です!

ナイロン製の筆は・・・

  • 濡れても毛質が変わらない
    濡らしてもフニャッとならない!(大事)
  • 扱いやすさ
    毛先が安定しており、初心者でも綺麗なタッチを実現しやすい。
  • 価格が安い
    リーズナブルで、高品質なものが多い。

POINT
天然毛の筆には質が高いものもたくさんありますが、天然毛は水を含むと柔らかくなる性質があり、水で洗いながら使うアクリルがの場合、すぐにフニャッとなって塗りにくくなってしまうことが多いです。そのため、水に濡らしても硬さが変わらない、ナイロン製を使うと描写が安定するのでおすすめです。

2. 筆の種類とそれぞれの特徴

アクリル絵画に使用する筆にはさまざまな形状があり、それぞれ得意な表現が違います。ここからは主な筆の種類を紹介していきます🖌️✨

フィルバートブラシ

  • 特徴:先端が丸みを帯びた平筆。
  • 適した用途:滑らかなぼかしやグラデーション
  • おすすめポイント
    人肌・自然・生物さまざまな描写で使える万能筆!

平筆(フラットブラシ)

Screenshot
  • 特徴:四角く平らな形状。
  • 適した用途:背景など広い面積やピシッと直線的な描写。
  • おすすめポイント
    広範囲の塗りつぶしが得意!筆跡も残りにくい

小筆・面相筆

  • 特徴:細かい線を描ける筆。
  • 適した用途:文字や細部の描写、模様。
  • おすすめポイント:細かい部分の描写に◎1本は必ず欲しい。

ラウンドブラシ

  • 特徴:細く丸い線画描ける。点描も。
  • 適した用途:下描きから細部の仕上げまで。
  • おすすめポイント:柔らかな表現に◎

ファンブラシ

  • 特徴:扇形に広がった筆先。
  • 適した用途:グラデーションやかすれ表現、草木の質感。
  • おすすめポイント:ぼかしや特殊な筆跡を楽しめる。

かすれなどを利用するなら、毛が太くて硬い豚毛の方が効果的かも。これとか。

刷毛(はけ)

Screenshot
  • 特徴:広い面を一気に塗るための大きな筆。
  • 適した用途:背景の下地や大きなキャンバスの作業。
  • おすすめポイント:効率重視の工程に役立つ。

刷毛は、シャバシャバの絵具で使うことが多いので天然毛のものでもOK!

3. 初心者におすすめな3種類

絵を描くとき、まず最初に揃えておきたい筆は以下の3種類

  1. フィルバートブラシ:幅広い表現が可能で万能。
  2. 平筆:広い面を効率よく塗る際に活躍。
  3. 小筆・面相筆:細かい描写や仕上げに必須。

まずはこの3種類!大きさは6〜8号程度のサイズがいいです。下塗りから仕上げまで、基本的な作業を行うことができます。

基本的に最初のうちは、筆はあまり多くの種類を使わず、まずは基本的な筆で描写力を上げていくのがいいと思います。特殊な筆で表現を増やすより、基本の筆で、さまざまな表現ができるようになった方が、描き手の技術が向上し圧倒的に描写力が高まりますよ!

4. 形以外にも個性がある

コシの強さ

筆のコシとは、毛の弾力性や反発力を指します。コシが強い筆は厚塗りに適し、筆跡がはっきり残るため、力強い表現が可能です。

建物や直線的なモチーフにはコシが強い筆が最適ですが、初心者には力加減が難しいことも。最初は軽いタッチで試してみるのがおすすめです。

毛の柔らかさ

柔らかい毛の筆は、滑らかな表現に適しており、水分を含ませたり、薄めた絵具を広げるのに便利です。特に背景のぼかしや柔らかな質感を描く際に重宝します。

逆に硬い毛は、厚塗りに向いていて、筆跡を残しやすく、油絵のようにガシガシ描いていきたい方におすすめです。

ちなみに
ナイロン製だけど、高級な天然毛(コリンスキーなど)のような、滑らかな描き心地の筆も存在します。「リセーブル」と名前がつくことが多いです。もちろん高いですが、こういう上質な筆も持っていると、仕上げなどで大活躍してくれますよ!

失敗は仕方ない。たくさん試そう!

筆はめちゃくちゃたくさんあります!メーカーで言うと、名村大成堂さんや中里さんなどが筆の専門メーカーです。そのほかにもホルベインさんなど絵具を扱うメーカーも筆を扱っています。

あとりえうさぎ

個人的には失敗も込みで、ぜひ色々と試してみて、お気に入りの筆を見つけてみて欲しい!

おえかきすずめ

このブログの作者は筆にいくら使ったか、わからないらしい!

画家おすすめの筆たち

最後に僕が現役で使っている筆たちをご紹介します!

どれもナイロン製で、現役バリバリで使ってる個人的に扱いやすい筆たちです。

フィルバート

やわらかな毛質!汎用性高い!

しっかり固めで、コシが強い!

かなり硬い!油絵でも使えるガシガシ系

平筆(フラットブラシ)

柔らかいのにコシが強い!ほぼこれしか使ってない。

小筆、面相筆

細かいところに使える!
消耗早いからストックしてます。

髪の毛のような細く長い線が得意!

他にも筆はたくさんあります!ベテラン作家さんほど、お気にお気に入りの一本を持っているものです。ぜひ、色々と試して、「これ!」という一本を見つけてみてください!

それでは、素敵な制作ライフを!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次