紙パレットの代用はこれ!コスパよく使える自作パレットの作り方・洗い方

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絵を描くとき、皆さんはどんなパレットを使っていますか?ぼくは絵具で絵を描くとき、いつも「紙パレット」を愛用しています。

紙パレットは、使い終わったら剥がすだけですぐに使えてとっても便利!

でも、制作に没頭していると、気づいたときにはパレットを何枚もめくっていて、「あ、もう一冊使い切っちゃった……」なんてこと、ありませんか?(ありますよね…!?)

おえかきすずめ

めっちゃある…

あとりえうさぎ

結構すぐなくなるよね。

自分も例に漏れず、かなりの頻度でパレットを消費するので


「できるなら、もうちょっとコストを抑えたい…」

と思うようになりました。

そして、気兼ねなく使いまくれるパレットを求めて、紙パレットの代用品について模索するように。いろいろ試していく中で、紙パレットを自作するスタイルに行き着きました。

今回は、パレットについての種類に触れつつ、試行錯誤の末に辿り着いた、安価で簡単に作れて、しかも再利用できるオリジナルパレットの作り方を、共有したいと思います。

もしかしたら、皆さんの制作にも使えるアイデアかもしれません!

よければ、最後まで見てみてくださいー!

目次

紙パレットは制作の必需品!でもコストが気になる…

正直、紙パレットは現代の絵画制作の必需品と言って過言ではありません。

使い捨てができる紙パレットは1冊1000円程度で30枚入り。
使い終わったら、ペラっとめくるだけなので、とても便利です。

とはいえ、消耗が激しいとコストがかさむ。制作頻度が多い時は2〜3日に1回くらいのペースで使い切ってしまうことも普通にあります。

描けば描くほど、消費スピードも上がるわけで

「これ結構な出費じゃね…?」(切実)

と考えたのがきっかけで、ぼくはパレットの自作を検討するようになりました。では早速、解説に!といきたいところですが、その解説に入る前に伝えておきたい前提があります。

前提:「市販の紙パレット」がベター

その前提とは、パレットとしての使い心地は、やっぱり市販の紙パレットの方が使いやすい。ということ。

市販の紙パレットがおすすめな理由

市販の紙パレットが優れているのは、表面に施された「シリコン処理」の絶妙なバランス。

市販品は、絵具の水分や油分を紙に浸透させない一方で、混ぜるときに絵具が「弾かれすぎて色が作りにくい」というストレスを感じさせないような、絵具に適したバランスになっています。

混ぜやすくて弾かない。めっちゃいい。

メーカーさんありがとうございます!

紙パレットのおすすめメーカー

ぼくが普段の制作で愛用しているのは、主に以下の3つのメーカーです。

  • オリオン:
    安定した品質で、ぼくが普段使いで最もお世話になっているメーカーです。
  • ホルベイン:
    手に持って描くときに便利な「穴あきタイプ」が充実しています。手に持って描くスタイルの方には特におすすめです。
  • クサカベ:
    学生時代によく使っていました。値段は少し高いけど、その分枚数が入っています。

それぞれ、サイズ展開も豊富なので、自分が気に入っているメーカーの、使いやすい大きさのものを選んでみてください。

POINT
初めたての方や、これからやるぞ!という方は、使いやすい既製品のパレットから始めよう!

紙パレットの代用・自作を考えた理由

じゃぁ、市販品でいいんじゃないの?と思われそうですが、大量に使用するとなると話が変わってきます。

お手頃とはいっても、たくさん使えばかなりの金額になってしまうのです。

ぼくが自作のオリジナルパレットを併用するようになった理由もやっぱりそこでした。作品を描けば描くほど、当然ながらパレットの消費が多くなる=コストがかさんでしまうという現実に直面したからです。

気づいたら月1万円超…紙パレットのリアルなコスト

特に「絵具の宝石」を描くようになってからは、加速度的にパレットの消費量が増えていきました。

どれくらい使いまくるかというと、「絵具の宝石」はマスキングを描写を繰り返して描くのですが、パレット上で色を作っては塗り、また色を作っては塗りという作業を繰り返すため、1度の作業にパレットを3〜5回くらい交換します。

こんな感じで、塗り重ねます。多分この面積だけでパレットの半分くらい使います。

この作業を1日に何度も繰り返すので、紙パレットを使うと2日に1冊消費するレベル。

紙パレットは1冊30枚入りで1000円くらい。これを2~3日に1冊消費すると、1ヶ月で1万円を軽く超えます。

これは見過ごせないレベルの出費なので、対策を考えました。

今まで試した紙パレットの代用品

パレットの自作自体は、学生時代からずっと模索し続けてきていました。抑えられるコストは抑えたい。特に学生時代は自由に使えるお金も限られていたので、なんとか安価で使いやすいパレットを作れないかと模索した経験があります。

下記は一例ですが、本当にいろんな代用品を試してきました。

  • ラップを敷く: シワが寄ってしまい、ナイフで混ぜにくい。
  • クッキングシート:これもシワになりやすく、安定感に欠ける。
  • 牛乳パックを開く:表面の凹凸がナイフの動きを邪魔する。
  • プラスチック板:絵具が剥がれない。

結局、どれも「使いやすさ」において市販品には勝てませんでした。そして社会人になり、「絵具の宝石」の制作を始めたことで、パレットの消費スピードが上がり、いよいよ本腰を入れて「自作パレット」作りに取り組んだ経緯があります。

そしてついに「これだ!」と思える素材に出会えたのです。

それが、「シリコンペーパー」でした。

おえかきすずめ

シリコンペーパー….!!(ナニソレ!)

シリコンペーパーとは?
紙にシリコンが施されたもので、撥水性に優れた素材です。シールを剥がした後に残るツルツルの紙を想像するとわかりやすいと思います!これが、紙パレットに最適だったのです…!

紙パレットの自作方法|シリコンペーパーで簡単!

ここからは、自分の使っているオリジナルパレットの作り方を紹介していきます。

作り方は超簡単。

厚紙に、シリコンペーパーをマスキングテープで貼る

これだけです。

準備するものもいたってシンプル

準備するもの

  1. 土台となる厚紙:
    使い終わった市販パレットの裏に残る厚紙が、硬くて歪まないので最適。
  2. シリコンペーパー(剥離紙):
    通販サイトで購入できます。最近であれば「剥離紙(はくりし)」という名前で売られていることも多いです。
  3. マスキングテープ:
    四方を固定するために使います。

作り方

それでは早速作っていきます。以下画像多めで解説していきますね!

①厚紙を用意
サイズはA4よりも少し大きめのものを用意しましょう。ぼくは紙パレットを使い切った後に残る厚紙を活用しています。厚紙でなくても、プラスチックの板などでもいいと思います。

この上にテープを貼ることになるので、剥がしやすいように周りをマスキングテープで保護しておくと長持ちします。

②シリコンペーパーを置く

はい、そのままですね。

③マスキングテープで貼る

マスキングテープで4辺をとめていきます。中の空気を抜きながら貼るようにするのがポイントです。テープはなんでも大丈夫ですが、粘着が強いタイプの方がしっかり定着すると思います。

Screenshot

ちなみにぼくはカチャカチャするとテープを取り出せるこちらのアイテムを使っています。めっちゃいいのでおすすめです。(現在在庫切れっぽいです。)

Screenshot

完成!

できた〜!

これで自作のパレットが完成です。すごく簡単ですよね!

おえかきすずめ

すごい簡単!

あとりえうさぎ

あとは使い心地だよね。

使い心地は、かなり市販品に近い!

ここで気になるのはやっぱり使い心地。正直に言うと、市販の紙パレットには劣るけど、すごく近い使用感という感じです。厚紙が、そもそも紙パレットに使われていたものなので、当然といえば当然ですが、「自作でこの使い心地はすごくいいのでは!?」と、これを思いついた時は自分を褒めました 笑

さらに、この自作パレットには、ぼくが非常に魅力を感じているポイントがあります。

それが

再利用可能

だという点です。

つまり、同じパレットを、洗って何度も使えるのです!

おえかきすずめ

ナ、ナンダッテー!

おえかきすずめ

詳しく!

オリジナルパレットの洗い方|繰り返し使えてコスパ◎

このパレットの素敵なのは、再利用が可能なところです。市販の紙パレットよりもシリコンの効きが強いため、水で洗えば何度も繰り返して使うことができます。ここからは自分が行っているパレット再利用の手順を解説していきます。

パレットの洗い方・手順

パレットが混色でいっぱいになったら、

  1. ペインティングナイフで表面の絵具を大まかに削ぎ取る。
ナイフでできるだけとりましょう。
  1. 霧吹きで水をかけてふやかす。
お家にあるのでOK
まんべんなく吹きかけます
  1. スポンジでこする
軽く擦ると、スルスル取れます。完全に固まった絵具は1分くらいふやかせばOK

注意
メラミンスポンジは、表面のシリコンを削り取る力が強いので、おすすめしません。パレットの劣化が早まってしまうので注意しましょう。

  1. ティッシュで拭き取る
綺麗になりました✨

こんな感じで、リセットできます✨なれれば1分程度でできて、早くて簡単!

交換のタイミング

シリコンペーパーは、絵具が取れにくくなるなど、表面のシリコンの効きが悪くなってきたと感じたタイミングで交換しています。

体感ですが、2~30回は繰り返し使えると感じています。

ぼくはAmazonで100枚入り2千円程度のものを購入しているので、1枚あたり20円ほど、と考えると、かなりコスパはいいと思います。

何よりも、これを作ったことで、パレットがいっぱいになったら洗って再利用する、今の制作スタイルが確立できました。

パレットを何枚も使用するくらい混色を行う「絵具の宝石」の制作スタイルと噛み合っていて、すごく重宝しています。

さらに便利に使うコツ|絵具を出す場所を別にする

さらに、このパレットを作ったら、ぜひ合わせてやっていただきたいのが、絵具を出すところを別に作ること。

やり方はこちらも簡単。幅広のマスキングテープをパレットとは別の場所に貼って、そこに絵具を出すだけです。

この画像のような感じで、別の場所に絵具を並べておき、自作パレットは「混ぜる専用」として使います。

「絵具を出す場所」と「色を混ぜる場所」を分けられることで、使い終わったパレットと一緒に、まだ使える絵具を捨てなくて済むので、経済的&時短にもなって一石二鳥なのです。

自分で言いますが、これめっちゃいいです。

(穴なしパレットの場合です。)

オリジナルパレットの注意点|はじきの強さ

ここまでオリジナルパレットのメリットを語ってきましたが、少し使いにくい点もあります。それは、市販品に比べて「はじき」がかなり強いという点です。

シリコンペーパーは水をはじく力が市販のパレットよりも強いので、水彩絵具や、水を多めに溶いた絵具で色を作る場合にはパレットの上で弾いてしまったり、水滴のようになってしまうことがあります。

このように、水分が多いとプルッと収束してしまいます。

ぼくはあまり水を混ぜずに絵を描くことが多いので気にならない程度ですが、絵具に水をたくさん混ぜて使用される方にとっては使いにくいかもしれません。(あくまでも自分が買ったシリコンペーパーの話なので、別の商品だと弾き具合も変わってくると思います。)

そのためぼくは

頻繁にパレットを交換するような制作の時: オリジナルパレット
通常の制作の時: 市販の紙パレット

このように、使い分けています。

ぼくの特殊な制作スタイルから生まれた工夫ですが、使い方次第では他の作家さんも使える部分があるかもしれません。もし参考になりそうな要素があれば、ぜひ取り入れて活用してみてください🤲

(シリコンペーパーは工夫次第でかなり使える素材だと思います!)

自分に合ったスタイルを見つけよう!

パレットは、制作において縁の下の力持ち的な存在です。これがないと制作ができないくらい大切な画材だからこそ、自分なりの使いやすさを追求して損はないものだと思います。

「いいパレットの代用品ないかなぁ」は、制作を続けていれば、きっと多くの方が考えること。

そんな時に、この記事がちょっとでも参考になれば嬉しいです。

「市販のパレット」に加えて「自作パレット」という選択肢も頭の片隅に入れながら、今のあなたにぴったりのパレット運用を模索してみてください!

試行錯誤すること自体も、創作活動の楽しみのひとつです。(工夫って楽しいですよね!)

それでは、素敵な制作ライフを!

今回の振り返り

・はじめは市販のパレットがおすすめ!
・必要性を感じたらシリコンペーパーで自作してみよう!

よねざわ

【編集後記】
僕の自作パレット自由研究も、ひとまず一段落。研究成果をシェアできてよかったです✨少しでも使える!と思った部分があれば、ぜひ試してみてくださいね!絵を描くのも楽しいけど、使いやすい環境を整えるのも楽しい〜!

この記事で紹介したグッズたち

今回ご紹介したパレット。僕はオリオンとホルベインを愛用しているよ。だけど他にも色々な画材メーカーからペーパーパレットは出ているよ。個人の使用感ですが、メーカーによる決定的な違いや優劣はあまりないと感じるので、お気に入りのメーカーのものを買ってみてね!

オリジナルパレットに使用しているのが、こちらの剥離紙。僕はこれしか使ったことがなけど、問題なく使えているよ。他のはどうなんだろう?シリコンの効き具合とかが違うのかもしれません。

画家
TAKUYA YONEZAWA

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